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エリートであれ!

よく若い人が希望をもてない世の中だというようなことをいう人がいます.しかし,このHPの何年か前に書いたことですが,高度成長時代だともてて低成長時代になるとなくなるような希望などまともな希望ではないに決まっています.そこに書いたように希望とは自分でつくるものであり,他人から与えられるのをまっているようなものではありません.

みなさんは自分で指針をもち生きるべきなのです.ただ,どうもおわかりでない方も多いようなので,少し書いておきたいのです.社会を支える人になってください.社会は支える人がいなくなれば崩壊します.いつの世の中にも社会を支えようとしている人,必ずしもそう思わなくても支えている人がいます.このような人たちが本当にいなくなれば社会は崩壊します.エリートとは,社会を支えようとする人であり,支える人です.それが故に選ばれているのです.エリート意識とはそのような意識であるべきなのです.

残念ながら,エリートという言葉はそのような意味で使われていないようで,上流社会を形成する裕福な階級に対する言葉のようになっているようですが,上記のようなエリートが政治,経済界に多くいればバブルや地価の高騰は起こらなかったはずです.皆さんは何が大切なことなのか考えることができます.このような考え方の延長に自分の生活をおき,自分の力をつけ,社会に貢献できるように努力してください.早稲田大学では,社会で活躍している人を輩出しているといっています,しかし,「活躍している」ということが名をしられているという意味なのならそれほど立派なことではありません.世の中を支えることこそが立派なことなのです.

エリートであるという意識をもち,社会を支える人となって下さい.

2004年3月1日 江田 勝哉


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著作:2004年3月1日 江田 勝哉