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自覚をもちなさい!

いつまでも先生にいわれたこと親にいわれたことを適当にこなしていればよいと思っていてはいけません。皆さんは幸いに自分が生きるということを考える能力は与えられています。
いまの若者の多くは将来に希望をもっていないと世の中ではいわれています。しかし、高度成長時代であっても、まともな希望をもった人はそう多くはいなかったのではないでしょうか?
その証拠が現在の社会となっています。当時、希望にもえて大人になった多くの人たちが現在の社会を形成しているわけですから、その希望というものがいかに浅薄なものであったかということがわかります。現在、「若者が希望をもっていない」という多くの人のいう希望というのはその程度の意味でしかありません。社会や他人が与えてくれる希望というものは、その程度の薄っぺらな期待といったものなのです。皆さんは自分自身で深い洞察に支えられた自分の希望をつくりあげなければなりません。
現在、景気が悪いといわれています。景気が悪いと失業者が増え、大学卒業者であっても簡単には就職できなくなります。皆さんの希望というのは就職して給料をもらうことなのでしょうか?皆さんは決してそうだとは思っていません。しかし、そうでなくこうだと思うようなものもないのが事実でしょう。それは、自分で希望を見つける努力をしていないからです。皆さんは何が大切なことかを考え、自分の希望を見つける努力をし続ける必要があるのです。本当の希望は社会や他人が与えてくれるものではありません。

2000年3月21日 江田 勝哉


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著作:2000年3月22日 江田 勝哉